うちの子だけパズルができない
簡単なパズルが知りたい
というお悩みに、おもちゃのサブスクなどを利用し、200点以上の知育おもちゃと出会ってきた筆者が、お答えしていきます。
知育効果が抜群の「パズル」は、積極的にどんどん遊んでもらいたいもの。
でも、2歳・3歳頃になると、「他の子に比べてわが子、パズルできないんじゃないの?」というお悩みも多いようです。
パズルができない原因には、
①ピース数が合っていない
②パズルの種類が合っていない
③絵柄が難しい
④親の手助けが足りない
⑤大人のやり方を押し付けている
⑥できても褒めない
⑦次に選んだパズルが急激に難しすぎる
などの原因が複数重なっているケースが多いです。
この記事では、2歳3歳でもパズルのできない原因と、失敗しないパズルの選び方までを解説していきます。
【この記事を読むとわかること】
- パズルができない原因と対処法
- 2歳・3歳に最適なピース数
- パズルができない子ができるパズルの種類
- 簡単にできるおすすめパズル(ピース別に紹介)
2歳・3歳でパズルができない子への対処法
パズルができない2歳・3歳のお子さんには、まず「パズルは楽しいもの」と思ってもらう工夫が必要です。
知育効果が高いからといって、親が選んだパズルを親のペースでやらせてはいませんか?
大前提として、2歳3歳のお子さんの集中力は短く、飽きっぽいもの。
まずは、パパママが手助けをしながら最後までやりきることを目標に、下記の対処法を試してみることをおすすめします。
繰り返すうちに、手助けなしでできるようになるので、焦らず進めてくださいね!
対処法①パズルの種類を変える
例えピース数が少なくても、初めてのパズルでは紙製パズル(ジグソーパズル)は難しいです。
2歳・3歳で、もしパズル経験がゼロ(できたことがない)というならば、「型はめパズル」からチャレンジするのがおすすめ。
「型はめパズル」は、木製やプラスチック製で、ある程度重量感があるため、まだ手先の器用さが備わってないお子さんでも扱いやすいのがメリットです。
型はめパズルができるなら、後半で紹介する2~8ピースの紙製パズルにチャレンジしてみよう!
対処法②好きな絵柄を選ばせる
知育要素を強めようとスタンダードなパズルを選んでしまうのは、パズルで失敗しがちな原因のひとつ。
お子さんの大好きなキャラクターを選ぶと、パズルに興味を持ちやすく、なおかつ離脱しにくいです。
子どもの興味対象への観察力はあなどるなかれ!
ディズニーキャラの服の色や髪形まで、子どもは案外細かく覚えているもので、頭に記憶している絵柄なら、パズルもやりやすくなります。
2歳・3歳頃のお子さんが好きな「アンパンマン」や「いないいないばあ」、「トーマス」や「プリンセス」、など、興味に合わせて選びましょう。
その時も、この子はアンパンマンが好きだからコレ!と親の思い込みで決めるのではなく、お子さんに選ばせてあげるのがコツです。
自分で選んだおもちゃというのは愛着が湧くもの。
対処法③はっきりした絵柄を選ぶ
次に大切なのは、絵柄の色使い。
子どもの好きな絵柄ばかりに傾倒すると、レベルに合わず難しい場合もあります。
〇原色使い
〇境界線がある
〇色の境目がはっきり分かれている
以上が子どもがやりやすい絵柄の特徴です。
特徴を考えると、写真よりもイラストものの方が簡単な傾向があるのがわかります。
子どもが選んだ絵柄が難しすぎると感じたときは、親が特徴に合うパズルを3択にして、子どもに選ばせてあげるといいですよ!
対処法④はめる順番を変えてみる
大人は、パズルを角や外側からやり始めると効率がいいのを知っていますが、その親のやり方を押し付けるのは禁物です。
2歳・3歳の子どもにとっては、キャラクターの顔や、人・動物のような形のあるモチーフから手を付けるのがやりやすいです。
はじめに手に取ったピース(興味の対象)から進めて、親はその他の部分のお手伝いをしましょう。
対処法⑤ヒントをあげる
つながるピースがわからない時は、パズルを手渡してあげたり、目につくところに置いてあげることも大切。
2歳・3歳のうちは集中力が続かないので、たくさんヒントをあげて、やりきることに重点をおいてください。
「これは何かな?アンパンマンの手だね!」のような絵柄のヒントも効果的です。
パズルはそんなに難しくないと思ってもらえたら大成功
対処法⑥大げさに褒めて、親も一緒に楽しむ
ヒントを与えてでもピースがはめられた時は、大げさに褒めて子どもをさらにやる気にさせてあげましょう。
できた!という達成感がまたやりたいという意欲にもつながります
はじめのうちは、パズルをひとりでやりきることは重要ではありません。
親子のコミュニケーションの中で、まずはお手本を見せてあげる→ヒントをあげる→親と半分ずつやるなどと、徐々にステップアップして楽しみましょう!
パズルができない子は何ピースから?
年齢目安 | ピース数 |
1歳 | 2~8ピース ジグソーができなければここからスタート! |
2歳 | ~20ピース |
3歳 | ~50ピース |
4歳 | ~100ピース |
5歳 | 100ピース以上~ |
他のお子さんが、何ピースのジグソーパズルができるか気になる…
上の表は、年齢別のパズルのピース目安です。
けっこうレベル高い!と思われますが、これは平均ではなく「ここまでできたらすごいよ!」というレベルです。
上の表はあくまで目安にして、2歳でも3歳でも紙製パズルが初めてならば、2~8ピースを目安に始めることをおすすめします。
なぜなら、はじめての場合「紙製パズルのはめ方のコツ」をまず習得させてあげることが大切だから。
木製やブロックタイプのパズルと違い、紙製のジグソーパズルは薄く、ピタッとハマる感覚(正解)がわかるまでに時間がかかります。
はじめは絵を合わせるよりも、パズルを合わせる方が難しく感じます
少ないピースから始めるメリットには、早期に「できた!」という達成感を得やすいということも!
できたを積み重ねて自信を持たせてあげることが、パズル上達への近道でもあるので、パパママが積極的にお手伝いして一緒に楽しみましょう!
「型はめパズル」と「ジグソーパズル」の違い
上のパズルは同じ4ピースですが、難易度がぜんぜん違います。
同じピース数であっても、4ピースの型はめパズルができたからといって、4ピース以上の紙製パズル(ジグソー)がいきなりできるわけではないということは知っておきたいポイントです。
その理由は、紙製パズルと型のあるパズルは、はめやすさと思考力に各段な差があるから。
「型はめパズル」は木製やプラスチック製で重量感があるので、小さい子に扱いやすいですが、「紙製パズル」は軽くてつまみにくいので、手先の器用さが問われます。
また、紙製パズル(ジグソーパズル)になると、外枠のガイドというヒントがなくなるため、子どもにとってはぐんと難しく感じます。
2歳・3歳パズルができない子におすすめのパズル
パズルの難易度は、手先の器用さとも大きく密接しています。
パズルがはめられないストレスで投げだしてしまうことも……
上記の区分を参考に、お子さんのレベルに合ったパズルを選んでみてくださいね!
①型はめパズル|初めて&簡単ジグソーができない子に
1歳の子や、2歳・3歳でもパズルが完全に初めてというお子さんには「型はめパズル」がやりやすいです。
型はめパズルとは、木製やプラスチック製で型(外枠)のあるパズルのこと。
・重量感があるので、小さな子供の手に扱いやすい
・ガイドになる「型」があるので、手先が器用でなくてもやりやすい
のが良い点です。
紙製パズル(ジグソーパズル)ができない・挫折してしまったお子さんは、以下のガイドに添って、型はめパズルに再チャレンジすることをおすすめします。
型はめパズルの種類①図形キューブタイプ
プラスチック製や木製のキューブ型のピースを、同じ形の穴にはめていくパズルです。
2歳・3歳でいまさら感はありますが、キューブ型パズルは指先よりも手の平全体を使うため、まだ手先が器用ではないお子さんにおすすめです。
1歳頃から遊べる人気の知育おもちゃで、パズルと認識してない方も多いかもしれませんが、これもれっきとしたパズルです
もし、すでに持っているのであれば、スイスイできるようになるまで再活用してみましょう。
▼レビュー評価の高い下記2点がおすすめです
型はめパズルの種類②ピックアップパズル(つまみありタイプ)
次のステップは、つまみ(持ち手)のあるピックアップパズルで指先のトレーニングを積むことです。
親指と人差し指の柔軟な動きの習得は、紙製パズルに向けての大事な一歩になります。
▼ピックアップパズルの定番ボーネルランド(9ピース)
▼数字やアルファベットのピックアップパズルはお勉強にも◎
ボーネルランドなどのピックアップパズルは、おもちゃのサブスクでお試しレンタルもできます
型はめパズルの種類③ジグソータイプ
上記2タイプがすでにできるなら、つまみのない木製でつくられた複数ピースにチャレンジしてみてください。
紙製より重みがあるので、初心者向けです。
▼体のパーツをはめていくと可愛い動物が完成!
▼本物のパズル型ピースは、紙製パズルへのステップアップに最適
▼くもんのタングラムは1歳頃から長く遊べておすすめ
②簡単ジグソーパズル(紙製)|8ピース以下から挑戦!
型はめパズルに慣れてきたら、いよいよ紙製パズルにチャレンジです。
子どもにとって、軽くて薄い紙製パズルは、型はめパズルの倍以上難しいようです。
すきまなく並べるのに練習やテクニックが必要になるので、大きなピースの2~8ピースほどの紙製パズルを選びましょう。
パズルができないというお子さんには、ここはとても大切なステップ!
わが子の紙製パズルの出会いは、「トイサブ!」でくもんのパズルをレンタルしたのが始まりでした。
すぐに取り替えが必要なパズルは、おもちゃのサブスクでレンタルもおすすめ
▼知育の名門くもんのパズル(2~4ピース×4セット)
▼新幹線やパトカー飛行機などがいっぱい(2~4ピース×8セット)
▼大好きな食べ物なら興味津々(2ピース×40セット)
▼みんな大好きアンパンマンでジグソーデビュー(2ピース×3セット)
▼紙製でも外枠ありは難易度低め(6~8ピースセット)
【ピース別】簡単にできるおすすめパズル
①2~8ピース|1歳頃・ジグソーパズル初めてのお子さん向け
繰り返しになりますが、紙製パズル(ジグソーパズル)をスタートするなら2~8ピースからがおすすめです。
②9~20ピース|紙パズルに慣れたらチャレンジ
9ピース以上になると選べる絵柄がグッと増えるので、ぜひお子さんの興味に合わせて選ばせてあげてください。
▼働く車が大好きっ子に
▼境界線がしっかりある絵柄はやりやすいです
▼ディズニーシリーズも
▼9・12・16ピースセットのくもん
③21~50ピース|パズルができないから「できる」への自信に
~20ピースまでできて、手先の器用さが備わると、ここからはどんどんできるようになっていきます。
いきなり難しく感じた時は、前半の対処法を参考に、パパママがヒントをあげるなど手助けしてくださいね。
たくさんの達成感を積んで、パズルへの自信がつけさせてあげましょう!
▼アンパンマンの人気キャラが大集合
▼プリンセス系のパズルもラインナップが増えます
50ピース以上のおすすめパズルは別記事でご紹介しています
④絵合わせパズルや立体パズル
50ピース程度のパズルができるようになったら、絵合わせパズルや立体パズルもおすすめ。
空間認識力や論理的思考など、2歳・3歳で育みたい力を育てることができます。
絵合わせは使わないピースもあるから想像力が鍛えられます
▼大人も夢中になる7パターンのブロックで立体を作るパズル
【まとめ】2歳・3歳でパズルができないと焦らなくても大丈夫!
パズルは手先のテクニックと頭脳のバランスが大切。
2歳・3歳のお子さんには、案外手先の器用さが足りていないことも多いです。
そのため、慌てずに型はめパズルや2~8ピースの紙パズルで、しっかり練習するのがおすすめです。
パズルはほんの少しのはめ方のコツをつかめば、メキメキと上達します。
合わないパズルを何度もトライさせるより、レベルダウンしてでも合うパズルで練習した方が、結果早く上達していきます。
叱りながらやらせることは一番NGですよ。
パズルは期間限定だからレンタルもおすすめ
パズルは半年~1年くらいの期間限定おもちゃ。
取り替えが頻繁なおもちゃは、「おもちゃのサブスク」でレンタルするのも一つの手です。
おもちゃレンタルなら、型はめ、紙製など、プランナーが発達レベルに合わせてパズルを選んでくれるから安心です。
月額2000円台で約6点のおもちゃで遊ぶことができますよ!
初月無料もあるので、気になる方はチェックしてみてください