トイトレ、こんな悩みはありませんか?
何度もトイトレを失敗している
短期間でトイトレを成功させたい
どんなトイトレの方法を試してもダメだった
入園前におむつを卒業させたい
やる気のない子をやる気にさせたい
パンツやおむつにしちゃっても教えてくれず困っている
実は、筆者も子供のトイトレに相当悩まされた1人。
3歳の誕生日頃に成功するまで、1年間、様々な方法トライした経験があります。
トイトレがうまくいかず進まず、まわりのママに相談してみると、
「いつか絶対外れるから~」「来る時がきたらできるよ~」……励ましてくれてありがとう。
でも、聞きたいのはそういうこと、じゃなくて…
そう。トイトレに悩むママが知りたいのは、具体的にどうしたらできたのか、何歳でできたのか、成功実例。
その中からどうにかして見つけたいんですよね、わが子に合う方法を!ワラにもすがる思いで!
さんざん色々な方法を試したわが家が、タイトルのようになぜ1週間でトイトレを成功できたのか、
それは、ずばり、怒らないトイトレを止めて、「怒り方のルールを決めて潔く怒る」方法に変えたことがカギでした。
怒り方のルールについては、これから詳しく解説していきますが、
トイトレを行う上で、ルールを作って怒ることには、以下のようなメリットが考えられます。
・迷いが消え、潔く怒ることができる
・切り替えが早くなり、イライラを引きずらない
・怒ったあとの自己嫌悪に陥らない
・子どもにとっても、理論がとおっているため理解が早い
この方法では、失敗した時にどう子どもの心を導くか、いかに効率的な怒り方をするかが重要になります。
場合によっては怒りますし、子どもを泣かせることもあるかもしれませんが、
「どんなトイトレのやり方を試しても成功できない!」「今年こそはなんとしてもトイトレ成功!」には、ぜひ一度試していただきたいです。
【この記事を読むとわかること】
- トイトレ成功の心構えとコツ
- 使ってよかったおすすめのトイトレアイテム
- 1週間でできるトイトレのやり方
- 「怒る」トイトレのメリット
脱おむつ!トイトレ成功への心構え
トイトレを進める上で、怒ってしまうことの弊害は、怒ることでトイレがトラウマにならないか、怖がるようにならないかということですよね。
でも、「怒ることなしにトイトレを成功させる」、これはなかなか難しいと感じます。
うちの子は、3歳誕生日前に、1週間のトイトレでおむつが取れましたが、これまでの間、2歳のうちに2度チャレンジして、2回とも途中で断念しています。
そのとき何がいけなかったのかというと、子どもが幼かったのもありますが、なんとなくはじめてしまい、やり方にポリシーも覚悟もなかったことが大きな敗因でした。
わが家では、 幼稚園入学が間近に迫ったタイミングで、3回目の挑戦。
今度こそはやり遂げると覚悟を決めたときに、今回はたとえ怒ってでも、泣かせてでもやり通そう!と誓いました。
ちなみに、トイトレをはじめるタイミングとして、おしっこをおむつにした際に「ちっち」とか「でた!」とか言うようになったらスタートなどと言いますが、うちの子は3歳前になっても言えませんでした。
そんな条件揃わずのスタートでしたが、1週間でなんとかトイトレを成功させた方法をこれからご紹介していきます。
まだ「ちっち」とか「でた!」と教えられなくても、親の言うことが理解でき、意思疎通ができるお子さんなら始められるトイトレ方法なので、参考にされてください。
〈準備〉トイトレで準備するアイテム
すでに、準備されてる方も多いと思いますが、私がママ友からおすすめされて実際に購入したトイトレグッズや、使って良かったもの逆にいらなかったものをまとめてご紹介します。
トイトレの環境づくりは大切!
おまる|「トイレを怖がる」にさせないために必須!
おまる派か補助便座派か?どちらか選ぶ方もいますが、2つとも用意するのが正解です。
トイレや洗面所の閉鎖的な空間は怖い子も多いので、はじめは明るいリビングなどに「おまる」を設置するのがおすすめ。
おまるは、足が床につくので子どもにとって安心感があるのがメリット。
おもちゃの乗り物感覚で、抵抗感なく、トイレの座り方や姿勢を覚えさせることができます。
おまるに興味を持てば一歩前進!
▼シンプルタイプをまずはリビングなどに置こう
おまると補助便座の兼用タイプもあるので、どちらか迷っている方はこういった一体型がおすすめです。
おまる→便座に乗せる補助便座→下の台だけで踏み台に、と成長段階に合わせて形を変えて使えるます。
筆者も兼用タイプを買いましたが、~5歳頃まで使えて損なしでしたよ。
キャラクター物のおまると補助便座兼用タイプは大人気
赤ちゃん用品専門メーカーのCombi”なら、使い勝手も申し分なし
補助便座|男の子にも女の子にもおしっこ除けはマスト!
補助便座とは、トイレの便座にはめて使う子ども用の小さな便座のことです。
子どものおしっこは前に飛びやすいので、おしっこ除け付きはマスト(上の画像のまたいだときにお股の部分がこんもり山形にふくらんでいる部分)。
それがあるのとないのとで、おしっこの飛び散り具合がほんとに変わってきます。
ハンドル付きかどうかも迷うポイントですが、トイトレの頃は安心感があるため、あった方が無難です。
▼ハンドル付きの補助便座
しかし、トイレができるようになると、逆にパンツを足から抜かないとまたがせられないのが不便なので、ハンドルなしが必要になります。
▼トイトレ成功したら、シンプルな補助便座に切り替え
▼使った便座を床に直置きは不衛生なので、ひっかけるフックも必須
補助便座には、折りたたみ式タイプもあります。
お出かけの携帯にはよいのですが、日常使いには吸盤の取り外しが不便なので、トイトレ用には通常の補助便座を用意しましょう。
うちでも、2か月くらい使って吸盤が壊れてしまい、通常のしっかりした便座を買いなおすはめになりました。
▼お出かけ用に、折りたたみ補助便座も用意しておくと安心
踏み台(台座)|足ぶらぶらは厳禁!
便座に座るためや、踏ん張れるいい姿勢をつくるために、足を乗せる台座も必須です。
踏み台がないと足がプラプラし、トイレに不安を感じるので、ぜひ用意してあげてくださいね。
ちなみに、先に紹介した、おまる補助便座兼用タイプの踏み台部分は低めなので、しっかり高さのある専用の踏み台がおすすめです。
トレパン(トレーニングパンツ)|パンツへの憧れ感を
おまたの部分が、何重かに分厚くなったトイトレ専用のパンツです。
おしっこの不快感から、出る前にトイレを教えられるようになることを目的に使います。
わが家ではおしっこの不快感を教えてくれることはなく、だだ漏れになってしまうので、活躍できませんでした。
でも、お兄さんのパンツはかない?などと誘って、パンツにあこがれ感を持ってもらう目的もあるので、ぜひ一枚は用意してあげましょう。
トイトレシール|ご褒美制で楽しさを加速
ご褒美のひとつとして、トイトレ専門シールと番号付きのシートがセットで売られています。
トイレが一度できたら1枚はるシステムですが、うちの場合は、1日で全部貼ってしまい機能をなしませんでした。
好きなキャラクターものにすれば、やる気アップに繋がりますし、上手な人は手作りしても子どもに喜ばれそうです。
トイレトレーニングが楽しくなる絵本
トイレを怖がったり、便座に座ることを嫌がらないにしても、トイレに親近感を持ってもらうことは大切。
まずは、絵本を読んでトイレデビューへの気持ちを整えるのがベストです。
トイトレ絵本には、トイレは楽しい場所だよとおしえてくれるものや、おしっこやうんちをおもしろおかしく語ったもの、はたまた素敵なパンツがいっぱい登場するものまで色々あります。
▼トイレトレーニングにおすすめの絵本10選|子どものやる気アップに効果的な絵本で詳しくご紹介しています。
〈実践〉2歳3歳ができる!トイレトレーニング成功のコツ
一般的なトイトレ方法は、できたらほめる&できなくても怒らないが、ママへのルールになっています。
私も失敗した2回は、こちらの怒らないルールでやってきました。
だけど、怒らないトイレトレーニングのデメリットは、ほめポイントがないと一向にトイトレがすすまないこと。
はじめのうちは、便座にすわれただけで「すごーい」と大げさにほめても、数回繰り返すうちに効果はすぐになくなります。
ゴールはトイレでおしっこをすることなので、便座に座れてからが本番、そこから進まず、結局怒ってしまい止めるママさんは私のまわりでも本当に多いです。
そこで、3度目のチャレンジでは、はなからできなかったら「怒ってもいい」ことに決めたわけです。
ただし、上手に怒るためには、怒り方のルールが必要です。
ルールを設けると迷いが消え、怒りながらも何を伝えるべきかが明確になります。
ここからは、わが家が実践した怒り方のルールをご紹介していきます。
上手に怒るコツ
大切なポイントは、トイレですることの大切さを何度も話し、おしっこはトイレですることを約束させることです。
そして、トイレでできず約束を破ったことにだけ、しっかり怒ります。
ルールとしては、単純なこの2つだけ!
この方法なら、2歳児以上が簡単に理解できます。
怒り方で注意すべきことは、むやみに怒らない、人と比較しない、人格否定をしないことが大切です。
「トイレを教える約束だったよね?」
「約束守れなかったから、ママ悲しい……」
「約束守れなかったから、おやつ半分だよ!」
「どうしてできないの!」「何度やったらできるの?」
→ ×むやみに怒る
「〇〇くん(ちゃん)はできるよ!」
→ ×人と比較
「〇〇(子の名前)は、赤ちゃんだね!?」「こんなんじゃ幼稚園行けないよ?」
→ ×人格否定
怒るときには、しっかり目を見て、おもちゃやテレビなどがない場所で、OKのような叱り方をするこtが重要です。
きちんと対面して叱ると大抵泣くと思いますが、子どもも「普段と違うママだ」、「大変なことしちゃったんだ」とわかるはずです。
「おしっこはトイレでする」ことを約束
できない↓ ↑再チャレンジ
「トイレを教える約束だったよね」と怒る
以上の繰り返しを1週間続けることで、我が家はおしっこもうんちも、トイレでできるようになりました。
上手にほめるコツ
一度でもトイレで成功したのなら、たっぷりほめてあげたいですよね!
我が家でも、「えらいね!すごいね!お兄さんだね!(お姉さんだね!)」などと賞賛の限りを尽くしてほめてあげました。
さらに、「トイレでしてくれてママ(パパ)も嬉しいよ!」などと親目線の一言を言ってあげるのも効果的。
トイレですることは、大好きなママやパパのためにもなるんだと一層嬉しさと使命感を感じ、励みに繋がります。
トイトレ以外の場面では、「大好き!」などと抱きしめ、たくさんの愛情を示してあげることも大切だと思います。
〈体験談〉1週間でできるトイトレのやり方
【0日目】 明日からトイレでするための準備期間。子どもに明日からトイレでおしっこするよと言い聞かせる。朝昼晩、何回も話して約束させる。
できたら初めてのペロペロキャンディー、できなかったらおやつ半分減らすと約束
【1日目】 たまっていそうなタイミングで何度もトイレへ 嫌がらず座り、お歌をうたったり、手遊びしたり余裕の様子。諦めてトイレを出ておむつをはいた瞬間におしっこする。
「トイレを教える約束だったよね」「約束守れなかったから、おやつ半分だよ」と怒る→大泣き。
→「次はトイレでしようね」約束させる
【2日目】 たまっているときに長めに座らせ、「出るまで座ろう!」と励ます。本を読みながら、20分位たつと、「やだ!こわい~」と泣き出して、トイレから離れようした。大丈夫大丈夫とやさしく抱っこしながら座らせる。すると「や~」と絶叫しながら、じょーっと勢いよく出た!!
ほめまくる「できたね!すごいね!次もできるね!」汗だくになって、ペロペロキャンディゲット!この日それ以降はできなかったので、「トイレを教える約束だったよね」と引き続き叱る
【3日目】 朝一おむつが濡れてないのを確認し、トイレへ。絵本を読んだりしながら、トイレに出たり入ったりを繰り返すこと3回目、「こわい~!」泣きながら出す。「ぜんぜんこわくないね~」「きもちよかった!」とけろっとした顔。
昨日同様ほめまくる。この日もそれ以降はできなかったので、「トイレを教える約束だったよね」と怒る
【4日目】 朝一またおむつにしていない。自ら本を持ってトイレに行き、一冊読むうちにほどなく成功。しがみつくけど、泣かずにできた。
昨日同様ほめまくる。この日も成功は1回のみ。3回目の失敗では、おしりぺんぺんもしました。
【5日目】 トイレに連れていくと、朝一のおしっこは難なくクリア。本を読まなくても、3分ほど待ってできた。この日は3回成功。できない時は、本人も残念な顔をするので、「次はトイレでね」程度に怒り方もマイルドに。
【6日目】 起きてしばらくすると、「おしっこするー」と宣言してスタスタとトイレへ行き、すぐにできた。朝食後、また「おしっこー」というので、トイレに行くと、「こわい~」と抱きついてきて、なんとうんちまで成功。
「すごいね!ママ本当に嬉しいよ!」とほめまくる。この日はおしっこ2回うんち1回できた。
【7日目】 おしっこもうんちもすべてトイレで成功!トイレにいっても出ないケースもあり、「かくれんぼしちゃった」というのが可愛い。積極的にトイレに行き、楽しい様子だった。
以上のような流れで、7日目以降おしっこもうんちもすべて、トイレできるようになりました。
トイレでおしっこするという「約束を破った」ことに関してだけ怒る単純明快な方法が成功につながったと感じています。
さらに、できたら大げさにほめることで、子供が自信をつけ、次々に成功体験を積み重ねたことで、1週間という短期間での完了が実現できました。
追記:【3歳6カ月】入園も果たし、園でも先生にちゃんとトイレに行きたいと言ってトイレでできています。(入園すぐの2回ほどは遊びに夢中になり、トイレ入った瞬間にもらしてしまう失敗はありました。。)
わが子の場合、もともと就寝時はおむつにもしなかったので、パンツに変わってももおねしょ経験はありません。
トイレの感覚が長い子は、トイトレ成功と同時に完全におむつ生活とバイバイできるかもしれませんよ!
「怒る」トイレトレーニングのメリット
私は、心理学や教育の専門家ではないので、ここでご紹介したのは独自の怒り方ルールになります。
お子さんによって、怒ると大泣きしてしまったりして躊躇することもあるかと思います。
ですが、怒り方のルールを作ることは、
①迷いが消え、潔く怒ることができる
②ママの自己嫌悪が消える
③簡単な方法だから子どもの理解が早い
などのメリットがあります。
この方法なら、約束を守らせるだけなので、たとえ怒っても短時間で済み、ママがイライラを引きずることもありません。
怒りすぎて自己嫌悪になることも少なくなります。
単純な約束(トイレでする)を守れたときのご褒美制と守れなかったときのペナルティは、子どもにとっても理論がとおっているため理解が早いです。
2歳以上の簡単な会話ができるお子さんであれば、一度試してみる価値はあると思います。
【まとめ】1週間でできるトイレトレーニングのやり方
①おしっこはトイレですることを約束させる
(トイレですることの大切さを何度も話す)
②約束を破ったことにだけ、しっかり怒る
ルールとしては、単純なこの2つだけ!
この方法なら、2歳児以上が簡単に理解できます。
「トイレを教える約束だったよね?」
「約束守れなかったから、ママ悲しい……」
「約束守れなかったから、おやつ半分だよ!」
「どうしてできないの!」「何度やったらできるの?」
→ ×むやみに怒る
「〇〇くん(ちゃん)はできるよ!」
→ ×人と比較
「〇〇(子の名前)は、赤ちゃんだね!?」「こんなんじゃ幼稚園行けないよ?」
→ ×人格否定
どんなときも何度失敗を重ねても、しっかり子どもの目を見て落ち着いて怒ること、そして成功したときはたくさんほめてあげることが大切です。
トイトレ以外の場面では、「大好き!」などと抱きしめ、たくさんの愛情を示してあげることも大切。
みなさまのトイトレがうまくいくことを願っています。ぜひ、トイトレ成功させましょう!
トイトレ絵本はトイレトレーニングにおすすめの絵本10選で、ご紹介しています。
トイトレの頃におすすめ!