・100玉そろばんを買うか迷っている
・デメリットとメリット、両方知りたい
・飽きずに遊べるか心配
という方に、おもちゃのサブスクなどを利用し、年間70点の知育おもちゃと出会う筆者が、100玉そろばんを買った理由についてお話していきます。
「幼少期に計算が身に付く」そんな話を聞いて、100玉そろばんが気になっていますか?
しかし、調べていくと同時に「いらない」「デメリットばかり」という否定的な口コミもちらほら…
今回は、なぜ、そんな悪い口コミが多いのか検証するとともに、デメリットを知ってもなお、わが家が100玉そろばんを買った理由についてお話していきます。
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100玉そろばんってなに?
「そもそも、100玉そろばんて何?」という方に、簡単にお話ししていきます。
100玉そろばんは、子ども用の大きいそろばん。
しかし、普通のそろばんとは違って、
・棒に10個ずつの玉(たま)が通っている
・10個ずつの玉の串が、10本集まり、全部で100個の玉がある
・玉のサイズが大きい(1~2cm)
という見た目の特徴があります。
この玉を利用すれば、
100玉そろばんでできること
・指先の器用さを育てる
・100までの数のかぞえ
・足し算、引き算、掛け算
・位の繰り上がり、繰り下がり
などをすることができます。
数を10のかたまりで理解できるため、つまずきやすい繰り上がりなどの理解がスムーズになるのが最大のメリット。
まだ、数が数えられない1歳頃から、小学生頃までのお子さんが、
手先の巧緻性(器用さ)と数の概念・計算までを、同時に身に付けられる知育おもちゃです。
ふーん、知育おもちゃとしては良さそうだけど、
何で「いらない」って言われちゃうんだろ?
100玉そろばんのデメリット
それでは、「いらない」「デメリットばかり」と100玉そろばんが言われるのは、なぜなのでしょう?
その理由も検証していきましょう。
まず、考えられるデメリットは下記になりました。
100玉そろばんのデメリット
- 大きくてかさばる
- おもちゃとして地味
- 一人遊びに向いてない
- 飽きやすい
- うまく使いこなせない
実際、使ってみてその通りと感じたデメリットもありましたよ。
大きくてかさばる
まず、おもちゃとしてやや大きいサイズです。
【代表的な「玉そろばん」のサイズ】
・トモエ 25cm×26cm×13cm
・くもん 31cm×26cm×12cm
・学研 33cm×26cm×5cm
・ダイイチ 18cm×17cm×6cm
・ボーネルランド 30cm×34.5cm×11cm
大きさの目安は、幅がだいたい幼児の肩幅サイズです
わが家が購入したのは、「くもんの玉そろばん120」
サイズ感をわかって買ったつもりでも、実物には「お!」という迫力がありました。
でも、子どもが使うそろばんは大きめでないと使いづらいですし、安定感を出すにはこのサイズがちょうどいいと感じています。
特に玉サイズは、1cm以上ないと、幼児にはとても扱えません。
ちなみに、「くもんの玉そろばん120」は120個の玉があります
幼児ひとりでも運べる軽さではありますが、おもちゃ箱には入らないおもちゃですし、分解も折り畳みもできないので、この大きさで購入を断念する方もいるとは思います。
そんな方は、おもちゃのレンタルでお試し利用がおすすめです。
100玉そろばんはくもんが一押し!
おもちゃとして地味
100玉そろばんがうちに来た時の子どもの反応は、「なにコレ…」という感じです。
子どもが飛びつくような、ワクワク感がないんだよね…
また、見た目に華やかさがないので、勝手に遊び始めるタイプのおもちゃではないんですね。
色も至ってシンプルです(くもんの100玉そろばんは2色)。
玉が何色もあるカラフルな100玉そろばんもありますが、シンプルな色使いが学習には便利。
なぜなら、100玉そろばんには「集合数の理解」という大切な役割があるからです。
見た目に華がないため、わが家が買った「くもんの玉そろばん120」の反応は薄かったです…
▼「集合数の理解」について、くもんの玉そろばんの記事で詳しく解説しています。
一人遊びに向いてない
子どもが遊び方を直感的にわからない100玉そろばんは、親が付き添って遊ぶ必要があります。
確かに、ひとり遊びできる知育玩具もたくさんありますから、子供で付きっきりで遊ぶのが面倒と感じる方もいますよね。
ですが、逆を返せば、親の工夫や頑張り次第で、100玉そろばんは効果をフル活用できると知育おもちゃでもあります。
使い方のヒントについては後半でお話ししていきます!
飽きやすい
100玉そろばんは、飽きやすいという意見があります。
言ってしまえば「玉を左右に動かすだけ」という地味な遊びですもんね。
玉をはじいたり、数をかぞえる(数唱)まではよく知られた遊び方ですが、そのあと発展した遊びで、いかに学習に繋げるかは、親次第というところもあります。
そんな場合は、付属品が魅力的な「玉そろばん」を選んでおくと安心です。
良い付属品があれば、子どもの興味と遊びの幅を広げることができます。
問題集付き:トモエ・学研
イラストカード付(数の数え):学研
イラストシート付(助数詞・数の数え):くもん
数えっこ競争:くもん
マイそろばんがつくれる(玉の入れ替えが可能):ダイイチ
▼「くもんの玉そろばん120」は、イラストがかわいいシートがついて、助数詞(1本、2枚、3ひきなど)のお勉強もでき、約1年離脱せずに遊べています。
うまく使いこなせない
数のかぞえ、足し算・引き算の他に、使い方を知らないという方も多いようです。
実は、玉そろばんには、あまり知られてない遊び方があるんですよ!
例えば、以下のような遊び方がおすすめです。
年齢 | 遊び方 |
1歳 | 玉はじき、玉落とし、楽器にする |
2歳 | 数唱(1~10、1~30と段階をつけて) |
3歳 | 玉と数字のマッチング、 数唱(~100まで)、 競争(だれが早く数えられる?) |
4歳~5歳 | クイズ(合わせていくつ、隠していくつ) |
6歳~小学生 | 足し算・引き算・九九・ 繰り上がり・繰り下がり |
このように色々な遊びを知っていないと、地味ですぐ飽きるおもちゃになってしまいます。
知っておいてほしいのが、上記のように年齢に合った遊び方を、段階的に進めるということが、「玉そろばん」の最大の活用方法ということ。
パパママの工夫次第で、遊び方の可能性はもっと広がるわけだね
デメリットを知ってなお、買った理由
悪い評判がある中で、わが家が100玉そろばんを買ったのは、以下の理由からです。
- 手先を器用にしたい(左利きの矯正にいい)
- 数を視覚的に理解させたい
- 計算が一通りできるおもちゃが欲しい
- 長く使えると思ったから
そして、今のところ期待通りの効果があったので、次に紹介していきます。
100玉そろばんのメリットと得られた知育効果
次に、使ってわかった「玉そろばん」のメリットと、使って感じた知育効果についてお話していきます。
わが家が購入したのは、「くもんの玉そろばん120」です。
手先が器用になる
左利きのわが子。
今まで200点以上の知育玩具で遊ばせてきて、左手では上手に遊びますが、両手を使った遊びがどうも苦手。
折り紙、ピアノなどどうしても両手が必要な遊びってありますよね。
右利きに矯正するつもりはありませんが、右手も上手に使うためには「玉そろばん」がいいのではないかと思ったのが、購入理由のひとつです。
玉を数えるとき、玉の動きは右から左へ。
これ、左手ではやりづらいんです~
戻すときは、まとめて左から右へ。
逆にこの動きは少ないから、左手はほとんど使いません。
なので、
・右利きに矯正したい
・左→両利きにしたい
というお子さんの指先トレーニングに、「100玉そろばん」はおすすめです。
苦手だった折り紙 →平均並み
左で弾いてたピアノ →問題なく右手で弾ける(ピアノは習わせていません)
までに成長しました。
もちろん、はじめから右利きというお子さんの手先の器用さを高めるのにもおすすめです。
数が視覚的に理解しやすい
お風呂での「1,2,3~」などで、問題なく数唱ができるというお子さんでも、目で見る数字とマッチしてないケースは多いですよね。
そのためには、数字シートがついている100玉そろばんが大活躍します。
くもんや学研の玉そろばんは、数字シート付です
シートを本体にセットして数をかぞえれば、①動いた玉、②口で言った数、③シートの数字、の3つがマッチするから記憶に定着しやすいです。
また、数量の理解にも、玉そろばんはぴったり!
指の本数以上ある物を見える形で示せる機会は案外少ないので、数を体感できる良いチャンスになります。
100ってこんなに多い数なんだと視覚的に理解できるのはいいね。
計算が一通りできるようになる
足し算、引き算、掛け算(九九)が、玉そろばんでは学べます。
掛け算も100玉そろばんでできるって、知ってました?
まず、計算でつまずきやすいのが、繰り上がりや繰り下がり。
10の集合体でできている100玉そろばんを使えば、繰り上がりや繰り下がりも視覚的に理解できます。
▼「ダイイチの100玉そろばん」の繰り上がりがわかりやすかったのでお借りしました。
10に足りない数を、よそから借りてくるんだね~
▼掛け算のやり方はこんなかんじ
筆者も100玉そろばんでの繰り上がりや九九のやり方を知ったことが、購入の後押しになりました。
一台で、ここまで計算が極められるおもちゃって他にないです。
ドリル数冊分(いや二桁分?)の学びが詰まったおもちゃですよね?
3歳から1年遊ばせて、一桁の足し算と引き算は玉そろばんを使わなくてもできるように!ありがとう100玉そろばん。
1歳頃~小学生まで長く使える
玉そろばんには数をかぞえる、足し算などの他にも、様々な遊び方があります。
年齢 | 遊び方 |
1歳 | 玉はじき、玉落とし、楽器にする |
2歳 | 数唱(1~10、1~30と段階をつけて) |
3歳 | 玉と数字のマッチング、 数唱(~100まで)、 競争(だれが早く数えられる?) |
4歳~5歳 | クイズ(合わせていくつ、隠していくつ) |
6歳~小学生 | 足し算・引き算・九九・ 繰り上がり・繰り下がり |
わが家が購入したのは3歳だったので、もう少し早く遊ばせたら良かったと思っています。
長く使えるので、早く買えば買うだけお得ですよね。
また、「くもんの玉そろばん120」には、いくつか付属品があったので、上記の他に3つの遊び方ができました。
▼助数詞(形や大きさの違う物の数え方)
大きい動物は1頭! 小さい動物は1匹!
物にはいろんな数え方があるんだね~
▼右に隠れた玉はいくつ?
10の数がいくつといくつに分かれるかって問題。
数の分解で、引き算がわかりやすく学べる!
▼数えっこ対戦
兄弟やお友達と2人ででも遊べます。
遊びのバリエーションが増える付属品は、選ぶ際に、必ずチェックした方がいいですよ!
▼くもんの100玉そろばんについてもっと知りたい方はこちらもどうぞ
結果、デメリットはあるが「100玉そろばん」はおすすめ!
とても優秀な知育玩具の「100玉そろばん」。
良い点・悪い点は以下のようになりました。
100玉そろばんのデメリット
- 大きくてかさばる
- おもちゃとして地味
- 一人遊びに向いてない
- 飽きやすい
- うまく使いこなせない
▼100玉そろばんのメリット
- 手先が器用になる(左利きの子が両利きに)
- 数を視覚的に理解できる
- 足し算・引き算・掛け算が一通りできる
- 1歳頃~小学生まで長く使える
デメリットとメリットを知って、ぜひ検討されてみてくださいね。
やっぱりかさばるし、長く使うかわからないという方は、レンタルも!
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