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【くもんの100玉そろばん】8つの使い方と1年みっちり遊んだ結果

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100玉そろばん、どれを買うか迷っている
「くもんの玉そろばん120」のおすすめポイントを知りたい
付属品や使い方を知りたい

という疑問に、おもちゃのサブスク6社を利用し、年間70個以上の知育おもちゃで知育に励む筆者がお答えしていきます。

幼少期から、数字や計算に触れられて人気の100玉そろばん。

代表的なところで、

・くもん
・トモエ
・学研
・ダイイチ
・サクラクレパス

などがあり、すっごく迷いますよね。

わが家では、さんざんリサーチして、最終的に「くもん」の100玉そろばんに決めました。

1年丸々遊んだ結果、予想以上にたくさんの遊び方ができることと、予想以上の知育効果が得られたので、ご紹介していきます。

100玉そろばん選びの比較材料になるとうれしいです。

【この記事を読むとわかること】

  • くもんの100玉そろばんの魅力とイマイチな点
  • 100玉そろばんの遊び方
  • 2年目になって得られた知育効果
どこからでも読める目次

100玉そろばんでできること

ご存じの方も多いかと思いますが、一般的な「100玉そろばん」の特徴を簡単にお話していきます。

まず、見た目には、

・棒に10個ずつの玉(たま)が通っている
・10個ずつの玉が、10本集まり、全部で100個の玉がある
・玉のサイズが大きい(1~2cm)

という特徴があります。

そして、このような見た目の特徴を活かして、以下のようなことができます。

100玉そろばんでできること

・指先の器用さを育てる
・100までの数のかぞえ
・足し算、引き算、掛け算
・位の繰り上がり、繰り下がり

などができます。

数を10のかたまりで理解できるため、つまずきやすい繰り上がりなどの理解がスムーズになるのが最大の魅力。

まだ、数が数えられない1歳頃から、小学生頃までのお子さんが、手先の巧緻性(器用さ)と数の概念・計算までを、まとめて身に付けられる知育おもちゃです。

筆者

算数を得意にしたいパパママから絶大な人気があります!

もっと「100玉そろばん」そのものの魅力ついて知りたいという方には、【100玉そろばん】デメリットを知ってなお、買った理由をご覧ください。

「くもんの玉そろばん120」の特徴とメリット

いくつもある100玉そろばんの中で、「くもん」に決めたのには、いくつか理由があります。

くもん」の玉そろばんの3つの特徴

①120個の玉がある
②赤・青の2色が学習に効果的
③助数詞(様々な物の数え方)が学べる

②については他社でも同じ特徴の商品がありますが、①120個の玉がある③助数詞(様々な物の数え方)が学べるは「くもん」ならではの特徴です。

わが家は購入前に以上の特徴を知り、他社より効果的に遊べそうと考えたことが、購入の決め手になりました。

筆者

3つの特徴をフル活用する方法をこれから解説していきます

上手に活用することで知育効果を最大にできるので、ぜひチェックしてくださいね。

100ではなく、120個の玉があるメリット

100玉そろばんというからには、100個の玉と思いきや、くもんには120個の玉があります。

つまり、100より大きい数のかぞえが学べます。

これの何が良いかというと、100より大きい数が視覚的に理解できることです。

例えば、子どもが100玉そろばんを前に、100を視覚的に理解したとします。

迷える子羊

へぇ!「100」はすごい大きい数なんだ!

すると、次にきっとこう聞いてくるはず。

迷える子羊

100よりもっと大きい数を教えて。

おそらく100の次は、1000という大きい数があるよ!と説明してしまうパパママも多いのではないでしょうか?

しかし、視覚的に「100」の次の数が「101」と教えられれば、どうでしょうか?

100の次にもう1回1~100を数えられば200、100を10回数えれば1000だよなどと、もっと大きな数があることを正しく教えることができますよね。

だから、くもんの100玉そろばんが100ではなく、110で終わるでもなく、120個の玉を採用したのは、とても考えられていると思います。

くもんの100玉そろばんは、100以上の数を理解させる上で、とても理にかなったしくみなんですね。

筆者

つまり、くもんの100玉そろばんなら、「1000までの数の概念」を教えられます!

赤・青の2色が学習に効果的

「くもんの玉そろばん120」の玉の色は、赤と青の2色です。

筆者

一本の棒にある10個が、5個ずつ赤と青に分かれています

▼2色に玉が分かれているメリットは、5の集合数(5をひとかたまりと考える概念)が視覚的に備わること。

例えば、大人のそろばんでいうと、5の玉と1の玉2種類があることからもわかるように、5の集合数を知っていることは圧倒的に計算を早めることに繋がります

5が左の赤のかたまりと認識できれば、1,2,3,4,5とひとつずつ数える時間を短縮できます。

また、9を数える時も、5からはじめてあと4個だけ玉を動かせば9にできます。

筆者

これってもう足し算ほぼできてますよね!

正確に言えば、数の合成といいますが、5の集合数の理解は、計算への第一歩になるということです。

なので、100玉そろばんを選ぶときは、必ず5個ずつで玉色が分かれているタイプを選ぶことをおすすめします。

5個ずつの色に分かれている人気の「100玉そろばん」は、以下の商品です。

くもんの玉そろばん120
トモエそろばん
サクラクレパス 雲州堂 百玉そろばん
ダイイチ 播州そろばん

学習に集中したいなら「くもん」と「トモエ」がおすすめです。

助数詞(様々な物の数え方)が学べる

助数詞とは、1本、2枚、3ひきなど様々な形・大きさの物の数え方のこと。

筆者

案外、日常生活の中だけで身に付けるのは、難しいんですよね、助数詞。

一覧になった専用ポスターなども売られてますが、数遊びの中で一緒に覚えてしまったら楽ですよね?

助数詞の勉強ができるのは、100玉そろばんの中で「くもん」だけ。

▼「くもんの玉そろばん120」は、イラストシートが2枚付きで、色々な数え方が学べます。

玉そろばんは地味な見た目なので、このイラストシートにまず子どもは興味津々。

▼説明書に数え方の答えがあるから、間違えずに教えられます。

丸いものは「1個、2個」、細いものは「1本、2本」などと覚えたら、うち中のものを探してみて回りました。

数を通して、観察力まで育つのがいいですね。

様々な物の数え方があるのは、日本語ならでは。

きれいな日本語を身に付けるために、ぜひ知っておきたいのが「助数詞」です。

「くもんの玉そろばん120」のデメリット

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他社にない特徴があり、魅力がたくさんの「くもんの玉そろばん120」」ですが、1年使ってみると、耐性への不安を感じることがありました。

玉そろばんは、1歳~小学生まで長く使える(使いたい)知育おもちゃですが、3歳時点でやや問題が出てきたので、この先どうなるのでしょうか…

ただ、乱暴に遊んでしまった結果なので、普通に遊ぶ分には出てこないデメリットかもしれません。

耐久性がやや不安

わずかに、フレームを支える棒が曲がってしまった
紙製シートの角が傷んでしまうのは仕方ないですね

わが家に玉そろばんがやってきたとき、子ども自らはじめた遊びが、「楽器にすること」。

筆者

発見!上下左右に振ると、玉がぶつかる音が楽器にちょうどいい!

ちょっと待って。そんな遊び方どこにもかいてないよ!と、止めることもなく、自由に遊ばせた結果、木枠を支える棒がわずかに曲がってきてしまいました。

金属の棒は丈夫でまっすぐをキープしているので、玉が動かしにくいなどの使用には問題ありませんが、このような乱暴な扱いをすると歪みなどが生じる可能性があります。

フレームが軽量な合板のため、もしかしたら、湿気による歪みとも考えられます。

しかし、子どもが扱いやすい大き目サイズ、かつ子どもが持てる重さを考えると、こういう形状になるのでしょうね。

くもんの100玉そろばんのつくりに問題があるとか、そういうわけではありませんので安心してくださいね。

筆者

使用に問題が出てきたら、買い替えようと思います。
安いですしね。それくらい今後も使い続けたいおもちゃです。

付属のシートの角は、まず間違いなく抜き差しの際つぶれてきてしまいますが、補強しながら使っていきます。

くもんの100玉そろばんの使い方

「くもんの玉そろばん120」には、数シート4枚(裏表分)と仕切り板が付属しています

くもんの100玉そろばんで、実際にどのような使い方ができるか、お話していきます。

案外、数のかぞえ、足し算・引き算の他に、使い方を知らないという方も多いので、たくさんの遊び方にきっと驚くはずです。

100玉そろばんの使い方一例

1歳頃:玉はじき、玉落とし、楽器にする
2頃:数唱(1~10、1~30と段階をつけて)
3歳頃:玉と数字のマッチング、数唱(~100まで)、競争(だれが早く数えられる?)
4歳~5歳頃:クイズ(合わせていくつ、隠していくつ)
6歳~小学生:足し算・引き算・九九・繰り上がり・繰り下がり

迷える子羊

年齢に応じて、ステップアップできる遊びがたくさん!

筆者

そう!数唱→いきなり足し算は難しすぎるので、段階的に遊び進めていくことが、100玉そろばんの最大の活用方法です。

加えて、「くもんの玉そろばん120」では、次のような遊びが追加でできることは、前半のメリットでご紹介しました。

くもんの100玉そろばんだけの使い方

・120までの数唱 →1000までの数字の概念
・助数詞(様々な物の数え方)の学習

次からは、具体的に使い方・遊び方を見ていきましょう。

①玉はじき・玉落とし(1歳~)

出典:付属の説明書より

まず、玉そろばんに親しむためには、玉をはじいたり落としたりして、視覚・聴覚・触覚で玉の感触を確かめる遊びがおすすめです。

筆者

「くもんの玉そろばん120」は3歳以上対象のおもちゃですが、大人が見てあげれば、「玉落とし」は1歳の子でもできる簡単な遊びです。

玉はじきは、指先の巧緻性(器用さ)を高めることができるため、ぜひ早くに始めたいところ。

わが子は左利きですが、100玉そろばんを使って両手が上手に使えるようになったので、両利きを目指しているお子さんにもおすすめできます。

100玉そろばんによる利き手の矯正の効果についてはこの記事で紹介しています。

筆者

100玉そろばんは地味な見た目なので、導入時は何より、楽しいおもちゃと思ってもらうことが大切!

②数唱(2歳~)

数唱とは、「1,2,3,4,5…」と声に出しながら数をかぞえることです。

100玉そろばんを縦にして置き、数字シートをセットして、玉は全部右端へ。

それから、声に数を出しながら、数に合わせて玉を動かしていきます。

筆者

ゆっくりでもリズミカルにやるのがコツ!

はじめは数字シートなしでもOKです。

③算用数字とのマッチング(3歳~)

1~100まで数唱できるお子さんでも、目で見る算用数字と口でいう数がマッチしてないケースは多いですよね。

そのためにも、数字シートがついている100玉そろばんを有効的に使いましょう!

シートを本体にセットして数をかぞえれば、①動いた玉、②口で言った数、③シートの数字、の3つがマッチするため、数字が記憶に定着しやすいです。

視覚、聴覚、触覚を融合させることは、脳への刺激を高めるため、幼児期の学習方法として非常に有効的という研究結果が出ています。

数唱と目で見る実際の数字がマッチすると、

・途中からでも数が数えれるようになる
・算用数字の大小がわかるようになる

というメリットがあります。

筆者

くもんの100玉そろばんは、120まであるので、1000までの理解の近道になります!

④競争|だれが早く数えられる?(3歳~)

付属の仕切り板を使って、お友達や兄弟と数えっこ競争をするもの楽しいです。

競争ができないお子さんは、数唱の練習のために横並びに座って、パパママがお手本を見せてあげるのもおすすめです。

⑤クイズ|合わせていくつ、隠していくつ(4歳~)

10の数がいくつといくつに分かれるかという問題。

①仕切り板を使って、適当に玉を分けます。

②右側を隠して、「隠れている数はいくつ?」
(10をいくつといくつに分けるか →数の分解といいます)

③正解したら、「じゃあ合わせていくつ?」
(いくつといくつで10になるか →数の合成といいます)

10の玉が横並びになっている100玉そろばんならではの遊び方です。

筆者

遊びを通して、計算の素地が身に付くのがいい!
ここまでできれば、2桁以上や、繰り上がりもつまずくことはないはず!

⑥足し算・引き算(5歳~)

ひとつ前でやった数の合成・分解の発展形が計算です。

クイズでとっかかりをつかんだら、次に100玉そろばんで階段をつくってみましょう。

「1と9」「2と8」「3と7」……この組み合わせパターンを体にしみこませるのがポイントです。

筆者

組み合わせのパターンは9種類あるね。

▼そして、上から玉同士を合体していくと…… すべて「10」になることに気づきます。

9パターンがみっちり身に付くと、繰り上がりや繰り下がりでつまずくこともなくなります。

それ以外の足し算・引き算は、計算ドリルなどの問題を、100玉そろばんを使いながら学習するのが、一番早く上達していく方法です。

筆者

繰り返しやることで、うちの子は約半年でここまで身に付きました。

ドリルの比較幼児用おすすめドリルも参考にしてみてください

⑦繰り上がり・繰り下がり(6歳~)

計算でつまずきやすいのが、繰り上がりや繰り下がり。

10の集合体でできている100玉そろばんを使えば、繰り上がりや繰り下がりも視覚的に理解できます。

▼「ダイイチの100玉そろばん」の繰り上がりがわかりやすかったのでお借りしました。

出典:Amazon
出典:Amazon
迷える子羊

繰り上がりと繰り下がりは、借り物競争だね

足し算の場合、10に足りない数をもう一方から分解し、借りてくる

引き算の場合、10からはみ出す数をもう一方に合成してから取る

筆者

繰り上がりと繰り下がりは、数の合成と分解の応用編というわけですね。

⑧掛け算(九九)(6歳~)

100玉そろばんなら、掛け算の概念まで学習できます。

▼こちらも「ダイイチの100玉そろばん」の九九のやり方をお借りしました。

出典:Amazon

9本目の棒までを使って、九九を学習することができます。

100玉そろばんを使えば、ただの暗唱におわらず、視覚的に数が増えていくため、根本的に理解することが可能です。

筆者

九九の暗唱と一緒に、100玉そろばんを活用するのがおすすめ

くもんの100玉そろばんは、遊びの中で算数が身に付く

遊びながら、数の概念や計算が身に付く「くもんの玉そろばん120」。

120個の玉がある!
赤・青の2色が学習に効果的
助数詞様々な物の数え方)が学べる

という、他社の100玉そろばんにはないメリットがありました。

一見地味な100玉そろばんですが、「くもん」はイラストシートで楽しく数がかぞえられたり、小さなお子さんが夢中になる魅力があります。

ぜひご検討されてみてください。

くもんの100玉そろばんを試しに使ってみたい方は、おもちゃのサブスクで借りることもできます。

筆者

借りたいおもちゃのピンポイントリクエストができ、他に6個ほどの知育玩具が借りられるので、ぜひ活用されてみてください。

そもそも「おもちゃのサブスク」とは?
月額料金を支払って、約6点のおもちゃをレンタルできるサービス。借りられるのは、すべて脳や五感、身体の発達に良い知育玩具のみで、子供の発達の専門家に1人1人を伸ばす知育玩具を選んでもらえます。最短1ヶ月で解約可能なのでお試しや帰省時のみの利用もできます。

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