キュボロが高い理由は?
価格に対しての効果を知りたい
藤井聡太棋士が幼少期に遊んだということで、知育に良さそう!と人気上昇中のキュボロ。
気になる反面、ネックなのがそのお値段!
一番安いセットでも2.5万円します~泣
今回は、なぜキュボロがそんなに高いのか?その理由を探るとともに、
本当にそんなに高いお金で買う価値があるのか?実際に遊んだところの体験レビューをつづっていきたいと思います。
この記事では、キュボロに関わる以下のラインナップを簡単にチェックできます。
【この記事を読むとわかること】
- キュボロ全商品の価格
- なぜキュボロがこんなに高いのか
- キュボロで遊んだ体験記事
- キュボロを安くレンタルする方法
キュボロとはどんなおもちゃ?
キュボロとは、溝や穴が空いたキューブ型のブロックを使い、立体的なコースをつくるスロープトイ。
1979年にスイスのキュボロ社で生まれ、日本では将棋の藤井聡太棋士が幼少期に遊んだというフレコミで、一躍人気に火が付きました。
キュボロは高額なことでも有名ですが、最大の特徴はキューブの穴をトンネルのようにつなぎ合わせながら見えないビー玉の道を作ること。
脳内で見えない道筋を考えることで、柔軟な想像力や空間認識能力(三次元の構成を考える力)を育むことができます。
自由な発想と集中力を育める一方で、難しいともいわれるので、子どもから大人まで楽しみながら長く遊ぶことができます。
藤井聡太さんは棋界デビューしてからも、キュボロで遊ぶのが息抜きだったそうだよ!
駒の配置を瞬時にモノにする力は、キュボロで培われたのかも!
こんなに高い!キュボロ全種類の定価を比較
現在発売されているキュボロは、全部で14種類。
はじめに検討すべき基本セットは4種類あり、定価は以下のような価格帯になっています。
基本セット4種類 | 定価 | 特徴 |
キュボロスタンダード16 5歳~ | 25,300円 Amazonで見る 楽天で見る Yahoo!で見る | 最小限16パーツ お試し向け プレゼント向け |
キュボロスタンダード32 5歳~ | 39,600円 Amazonで見る 楽天で見る Yahoo!で見る | 初めてにおすすめの32パーツセット 様々なコースが作れる |
キュボロスタンダード50 5歳~ | 57,200円 Amazonで見る 楽天で見る Yahoo!で見る | 57パーツのボリュームセット 高低差のあるコースが作りやすい 溝・穴なし土台パーツ多め |
キュボロジュニア (旧クゴリーノ) 3歳~ | 39,600円 | 小さい子向け入門セット レールパーツ多め キュボロシリーズと互換性あり |
やはり高いね!!
確かに2万円超えのおもちゃなんて
なかなかないよね…
スタンダードは、16、32、50とパーツが増えるにつれ割安になる傾向はありますが、それでも高いことには変わりないですね。
上記の基本セットはスタンダードとジュニアに分かれ、対象年齢が違います。
スタンダードは穴つなぎをするパーツが多めで、難しいため5歳から。
対してジュニアは玉が見えるパーツ中心なので3歳頃からチャレンジできます。
ちなみに、Amazonや楽天などでは、並行輸入品などでもっと安く買えることもあります。
コスパの良いセットは?キュボロ選び方もチェック!
▼参考までに、基本にプラスして遊ぶ追加セット10種類の定価は、次のようになっています。
追加セット10種 | 価格 | 特徴 |
キュボロマグネット | 24,200円 | 磁石の力で浮くコース |
キュボロジャンプ | 16,500円 | 特殊なゴムでビー玉をジャンプ |
キュボロトンネル | 27,500円 | トンネルを拡張するセット |
キュボロキック | 27,500円 | ハンマーでビー玉を上階へキック |
キュボロデュオ | 27,500円 | 競争ごっこが楽しめるセット |
キュボロトリック | 27,500円 | 玉が戻る方向転換のセット |
キュボロスピード | 27,500円 | 玉を加速するしかけが入ったセット |
キュボロプロ | 27,500円 | 底面の溝が多い上級者向けセット |
キュボロサブ | 16,500円 | 高さ半分のパーツセット |
キュボロキューブ | 15,400円 | 土台につかうキューブセット |
ちなみに、藤井聡太棋士は3モデル計12万5400円分のキュボロを所有していたとか!
ここまでキュボロに投資することはなかなかできないですが、最近の活躍をみると、やはりぜひ一度はキュボロを手に取ってみたいですよね。
なぜ、こんなにキュボロは高いの?その5つの理由
キュボロが、他のおもちゃを寄せ付けないほど高額とわかったところで、なぜこんなにキュボロは高いのかについて考察していきます。
実際に遊んでみると、ブロック自体の品質の高さには納得がいくところなのですが…
調べてみると、リニューアルによる値上げなどもあったようですよ。
高い理由①天然木材(ブナ)の手触り、耐久性へのこだわり
キュボロが高い理由のひとつは、スイス産の最高品質のブナ材を使用していること。
ブナ材とは、黄褐色~淡くピンクがかった白色で、高級家具にも使われる木材です。
すべすべとなめらかな手触りで、強度もあり耐久性が高いため、長く親しみたいおもちゃとも相性がよいことが特徴です。
温かみのあるブナ材は、北欧インテリアで有名
天然素材にばらつきは付きものですが、2021年のリニューアルでブナ素材がすべて白木に統一されたこともあり、最近のキュボロはさらに高品質に進化しています。
高い理由②穴開け・面取りはすべて職人の手作業
キュボロのようなスロープおもちゃでは、ちょっとでも溝や穴の位置がずれるとスムーズな玉の転がりは実現しません。
量産型おもちゃと違い、木製でその精度を求めるのはかなりハイレベルではありませんか?
実際に遊んでみても、バリひとつないすべすべのブロック、
なめらかな玉の転がりはすごいと感じます!
その高品質なキュボロは、スイス国内において、熟練の職人が最新鋭の機械を使いながら、ひとつひとつ手作業で生産されているそうです。
セットで付属しているビー玉も、ひずみのない高い精度を保つため、厳選を重ねて日本製を使用しているとのこと。
調べるほどに、キュボロが高品質素材・高難度の技でつくられていることがわかりました。
高い理由③コース作りを楽しむための綿密な設計
一見ただの立方体に見えるキュボロですが、そのパーツの種類は80種類と豊富。
多様なパーツが滞りなくつながるように、キュボロは綿密な設計が行われています。
また、キュボロが5cm角の立方体なのは、コースを考えることに集中してほしいからだそう。
子どもの手に持ちやすく、簡単に組み合わせられることで、コースづくりに専念しやすい構造になっています。
シンプル設計で、イメージを再現しやすくするとは、よく考えられていますよね。
他のおもちゃにない唯一無二のこの構造にこそ、キュボロが高い理由が隠されていると感じます。
高い理由④そもそも販売数が少ない、高額転売で希少価値もアップ
最高級の木材・熟練の職人による少量生産にあるキュボロは、当然販売数も少なく限られてしまいます。
昨今の藤井聡太棋士の影響もあって、国内でのキュボロは人気は高騰し、公認販売店では売り切れや品薄という状況が続いているようです。
需要に生産が追い付かず希少価値が高まったことで、2020年頃にはネットで高額転売されてた過去もあります。
こういった販売数の少なさによる高騰化が、もともと高額なキュボロがさらに高いという印象の裏付けにつながっていることも理由のひとつです。
高い理由⑤リニューアルによる値上げで更に高く
キュボロは2021年に新社長就任と同時に、すべてのキュボロ商品をリニューアルし、実質的な値上げが行われました。
パーツ仕様に変化はありませんが、セット内容の組み換えやパッケージが変更されています。
例えば、旧キュボロスタンダード(54パーツ)は41,800円だったのに対し、現行モデルキュボロスタンダード50(50パーツ)は57,200円と、大幅に値上げしています。
パーツが減ったのに、高くなるとは思い切ったな
近年の木材や流通コスト高騰の影響なども少なからずありそうですが、SNSでは買っておけばよかったなどと、後悔する声も見られました。
コスパの良いセットは?キュボロ選び方もチェック!
5万円超の価値はあるのか?キュボロで遊んだ本音をレビュー
わが家についにキュボロがやってきた!
ずーっと気になっていた高額おもちゃ、キッズ・ラボトリーというおもちゃサブスクでレンタルさせてもらいました。
今回は、スタンダード50の前身モデルであるスタンダード(54パーツ)が届きました。
※現行モデルとパーツの種類は変わらず、土台キューブが4つ多く入っています
箱を開けると、整然と並ぶ、四角、四角、四角…を前にどうやって遊ぶのコレ?と固まる5歳児。
これ、どのお子さんもこうだと思います。
今までくみくみスロープ、ころがスイッチなどスロープトイでは遊んできましたが、シンプルすぎる見た目のキュボロは、おもちゃとしての食いつきがいまいちなのは想定内。
大人はほれぼれするほどの上質感がたまんないんですけどね!(おもちゃマニアだからかも)
まず、どんな種類のパーツがあるか知ろう!ということで並べてみると13種類。
ですが、キュボロに関しては、一見同じように見えるのにトンネルの向きが違うのが難しいところなんです。
大人でも面喰う複雑さなのですが、調べるところによると、子どもはどうもこれらのパーツの役割を遊びの中でするすると覚えるようなのです!
\ キュボロ スタンド―ド50をチェック! /
キュボロ入門編の遊び方
パーツの複雑さに戸惑う大人を尻目に、子どもは早く遊びたがったので、初めてはどんな遊び方がいいのか調べてみました。
つみきやというおもちゃ屋さんのHPに遊び方入門が載っていたので、まずは基本パーツをいくつか使って参考に遊び進めてみましたよ!
①はじめは1段で、ビー玉がくるくる回る平面コースを作ります
写真を見せ、同じの作ってみて~と子どもに任せてみましたが、これは3歳くらいでも難なくできそうですね。
手動でビー玉をくるくる回してみます。
とてもなめらかに回るのが気持ちいい!
②1に入口を付けて、2段のコースを作ります
パーツを見せて、ボールがここから出てくるよと教えると、問題なくできました。
さっきと違い、ボールの重さで勝手に転がるんだね。
③出口を加えて、初めてのコースを作ります
出口のパーツを加えるとこんな感じ。
入口・出口のある初めてのコースが完成!
▼実は、2段目のパーツには似たものがあって、穴が斜め下にあいているものと、直角に曲がっているものがあります。
穴が斜め下の方が勢いよくボールが飛び出てくることも体感できるかなー?
④難易度アップ!いよいよトンネルを作ります
パーツの表面を通ったあと、穴で折り返して中のトンネルを通って出てくるコースですね。
これぞキュボロの醍醐味です!
無事に貫通してるかな?
穴から本当にビー玉が出てきて、大興奮!
これは、前列中央のパーツ選びにコツがいります。
▼だって、穴の向きだけが違う似たパーツがいっぱいありますから。
穴の向きとビー玉の方向を脳内でイメージしながら組み合わせる必要があります。
心配をよそに、1人で完成できました。
⑤入門編の最後は、3段のコースにレベルアップ
今までの組み方を使ってできるコースです。
慣れてきたのか、わりとパパッとお手本通りにできました。
ボールが穴からひょっこり顔を出すのが楽しく、そのあともアレコレ1時間以上あそび、
▼最終的には5階建てのオリジナルコースを完成しました。
見えないトンネル道も一応使っていて、案外すごいかも…
コースづくりの他にキュボロの難しいところは、積み木が少しでもズレるとビー玉がスムーズに進まないこと。
微調整にイライラしてましたが、手先の不器用さはなんとか集中力でカバーする必要がありますね。
やはり思考力と手先の器用さ両方が身につく5歳くらいから1人で遊べるおもちゃと感じました。
▼他には2つの入り口があるこんなコースも作っていました。
▼こんな壮大なコースを仕上げる頃には、超頭脳派になっていそうです。もとより、いくらかかるんだろ…
キュボロが高いと思ったら、レンタルがおすすめ
知育にいくら良いと言われても、やはりキュボロが高いことには変わりないですよね?
わが家もそうですが、そんな方にはレンタルがおすすめです。
おもちゃサブスク“キッズ・ラボラトリー”は、キュボロを取り扱う唯一のレンタル会社。
キュボロを含む6点程度のおもちゃを3,000円台でお得にレンタルできます。
気になる方は、次の記事もチェックしてみてくださいね。
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