できるだけ少ないグッズで、離乳食をはじめたい
様子を見ながら、離乳食用の道具を少しずつ揃えたい
以上のような方に向けて、先輩ママたちの意見をリサーチしてわかった、「最低限離乳食に必要なもの」を解説していきます。
ただでさえ忙しい育児の中で、離乳食をはじめる時には不安がいっぱいですよね。
離乳食グッズ見にいく時間がないから
本当に必要なものだけ教えて!
というママも多いのではないでしょうか?
そんな時、わが家でも先輩ママたちのアドバイスがとても助けになり、なんとか離乳食を始めることができました。
今回は、その時役立った情報をはじめ、いま離乳食まっただ中のママたちに、離乳食にいるものいらないもの、あれば便利なものをリサーチしてまとめました。
最新のトレンドをおさえつつ、コストも抑えた内容になってると思うので、ぜひ参考にされてみてください。
【先輩ママ直伝】離乳食に最低限必要なものリスト
できるだけ少ないグッズで離乳食をはじめたい方向けに、先輩ママたちから聞いた「最低限離乳食に必要なもの」をまずは一覧でごらんください。
①赤ちゃん用スプーン|口に入る部分が平たいもの
②お食事エプロン |シリコン製がおすすめ
③電子レンジ対応の小鉢や小皿|100均でも十分
④離乳食本|食材の大きさや量を実物大でチェックできる
⑤ベビーチェア|正しい食事の姿勢を身に付けよう
⑥ブレンダー|時短調理グッズはいまの時代は必須
①ストローマグ|月齢に合わせて飲み口を選ぼう
②割れにくい食器|仕切り少なめがおすすめ
③エジソン スプーン&フォーク|くぼみの深いタイプにチェンジ
けっこうあると思いましたか?
中には、はじめから揃えなくても大丈夫なものもあるので、まずは下記から詳細をチェックしてみてくださいね!
離乳食初期(5ヶ月~)に最低限必要なもの
先輩ママたちに、離乳食をはじめるときに「最低限必要なもの」をリサーチすると、以下のようになりました。
①赤ちゃん用スプーン →口に入る部分が平たいもの
②お食事エプロン →シリコン製がおすすめ
③電子レンジ対応の小鉢や小皿 →100均でも十分
④離乳食本 →食材の大きさや量を実物大でチェックできる
⑤ベビーチェア →正しい食事の姿勢を身に付けよう
⑥ブレンダー →時短調理グッズはいまの時代は必須
①~④はどのママに聞いても絶対必要と言うもの、⑤は徐々に必要になるもの、⑥は絶対必要という人が多い反面、なくても乗り切れたというママもいました。
それぞれについて解説しながら、おすすめ商品をご紹介していきます。
赤ちゃん用スプーン|口に入る部分が平たいもの
まず離乳食というと思いつくのが、小さなかわいいスプーン!
みんなどんなの使っているの?
食べさせやすいと筆者のまわりで人気なのは、「リッチェル」か「コンビ」です
どちらも、スプーンの皿が小さく平たいので、赤ちゃんが唇で食材を取り込みやすいのが特徴。初めての離乳食向けのスプーンです。
両方ともシリコン製なのですが、なぜシリコン製がいいのかというと、口当たりのやさしさはもちろん、食材の味を邪魔しない、食器からこそげやすいなどのメリットがあるからです。
すでに出産祝いなどでもらっている離乳食食器セットのスプーンは、その多くは赤ちゃんが自分で食べる用です。
パパママの食べさせやすさでいうと、これらの柄の長い専用スプーンを用意するのがベターですよ!
リッチェルとコンビが離乳食スプーンの2大巨塔!
お食事エプロン |シリコン製がおすすめ
初めての離乳食では、むしろこぼれることの方が多いですから、エプロンは絶対に必要な物です。
お食事エプロンには3種類があるので、特徴とともに以下にまとめました。
・シリコンタイプ →洗いやすい、耐久性が高い
・ビニールタイプ →軽い、身体にフィットする
・布タイプ →かわいいデザインが多い、持ち運びやすい
3つの中で、毎日自宅で使う用では、シリコンタイプが圧倒的におすすめです!
こぼした食べ物をしっかりキャッチしてくれる点、洗いやすく乾きやすい点、3歳くらいまで長く使える点すべてにおいて、パーフェクトです!
ほとんどのママが「ベビービョルン」推しでした!
大きいサイズは5ヶ月には大きめだったので、ミニサイズがおすすめ
※写真を見返すと、3歳の誕生日前まで使っていました(大きいサイズの方です)。
電子レンジ対応の小鉢や小皿|100均でも十分
かわいい離乳食用食器はたくさん販売されていますが、離乳食中期以降(7ヶ月~)から使い始めたというママが結構多めでした。
確かに、初めての離乳食では、おかゆ、野菜ペーストなどとろとろなものが多いので、パパママの手にすっぽりおさまるおわん型の方が使いやすかったりするんです。
量もほんのわずかなので、100均などで買える小さな小鉢が、実は食べさせやすいのでおすすめです。
使っているお皿に関しては、小鉢が良いというママが多く、100均のお皿使っているママも結構いました
また、赤ちゃんの離乳食の食べが悪いときは、温度が原因のこともあるので、そのためにレンジ対応の小鉢やお皿を選んでおくと便利です。
上の写真のぺレンツの木製の食器は、高いけどオシャレママに人気でした(写真はわが子が借りている様子です)
離乳食本|食材の大きさや量を実物大でチェック
バリエーション豊富なレシピはもちろん、離乳食の進め方、食べさせ方、離乳食の悩みに応えてくれる内容の離乳食の本はたくさん発売されていて、迷うほど。
今は、ネットでも離乳食レシピが簡単に手に入る時代ですが、本も用意した方がいいと言うママたちには、れっきとした理由がありました。
それは、赤ちゃんのための食材の大きさや量、硬さが実物大でチェックできる本がたくさんあるから。
確かに、離乳食の量、食材の刻み方、ペーストの硬さ具合などが実物大でチェックできれば安心です。
なるほど!その点は本ならではのメリットですね。
わが家が参考にしていたのは、この2冊です。
ベビーチェア|正しい食事の姿勢を身に付けよう
離乳食期から幼児まで長く使う食事用の椅子は、高額なこともあって、一番悩む離乳食グッズなのではないでしょうか。
次に、食事用として使えるベビーチェアをまとめたので、参考にしてみてください。
メリット | デメリット | |
ダイニング用ベビーチェア (ハイチェア/ローチェア) | 足が付き正しい食事の姿勢が身に付く 幼児まで長く使える | サイズ選びが重要 |
ハイローチェア | 食事やお昼寝、遊びの時間にもマルチに使える | シートの洗濯が必要 |
バンボ | 動き回る子におすすめ 掃除しやすい | 吐き戻すことがある |
バウンサー | 腰が座りきっていない子におすすめ | 角度によっては食べさせにくい |
ベビーチェア選びも、各家庭それぞれに違いがありました。
わが家は、バウンサー→バンボ→ハイチェアの順に使ってきましたが、離乳食をはじめる方がどれか買うなら、早めに長く使えるハイチェアを購入することをおすすめします。
なぜなら、唯一赤ちゃんが足を付けて食事に最適な姿勢が取れる椅子だからです(歯やあごの生育には両足の裏をしっかりつけて背筋を伸ばして噛むことが望ましいです)。
足が付き安定するという意味ではローチェアもありますが、家族で食卓を囲める、長く使えるという利点を加味すると、やはりハイチェアがいいように思います。
おしゃれママに人気のStokke(ストッケ)とファルスカ(farska)
ブレンダー|時短調理グッズはいまの時代必須
離乳食を手作りする際に、時短・まとめて調理したいなら、ブレンダーは外せません。
・水気の多い食材向け(まさに離乳食!)
・すり鉢で難しい繊維質の食材を細かくできる
・お鍋やボウルに直接差し込んで使える
といった特徴があり、すり鉢などの代用品に比べて、各段に早く離乳食を作れます。
特に、定番の人参・ほうれん草などのペースト(繊維質の多い野菜)をすり鉢で作ろうと思うと、かなりの時間火を通す必要があり、ビタミンも流れ出てしまいがちです。
でも、ブレンダーなら指で簡単につぶせるほどゆでなくても細かくしやすいので、時短と栄養面、両方においてメリットがあります。
魚のすり身をすり鉢で作った時は、途方もない作業に気が遠く…
しかも食べてもらえず撃沈でしたが、ブレンダーなら一発調理で完結しました!
ただ、1食分を作ることには不向き(刃が空回りします)なので、数食分まとめて作って冷凍するのに向いています。
先輩ママに人気なのは、ブラウンのブレンダー
離乳食初期(5ヶ月~)にあったら便利なもの
ここからは、なくても大丈夫だけど、あったら便利という離乳食グッズを先輩ママたちに聞いてみました。
フリージングトレイ|冷凍保存するならマスト
離乳食初期は、1回の量がほんの大さじ1くらいなので、定量をまとめてつくってしまうのが得策です。
そのためには、冷凍保存しておいて、必要な分だけするっと取り出せるフリージングトレイがとても便利です。
専用トレイを使うと、きざみうどん、おかゆ、すりおろし野菜、だし汁・スープ、あんかけのあん、白身ペーストなど、なんでも1食分ずつ小分けにして冷凍できるのがメリット!
わが家では、ママ友に人気のリッチェルを使っていました。
そのまま食器として使えるピップベビー 小分けdeパックもおすすめ(電子レンジOK)
小さい耐熱容器
少量の野菜を蒸したり、パンがゆを作るのに便利なのが、小さな耐熱容器や耐熱ボウル。
電子レンジ調理は栄養が逃げないので、積極的に使って欲しい調理方法です。
わが家では離乳食後期にホワイトソースごはんにはまり、レンチンでホワイトソースを作るのに一番活躍しました。
野菜の甘みを引き出すルクエもおすすめ!柔らかく均一に加熱できます
リッチェル おかゆクッカー
わが家になくてはならなかった離乳食調理グッズは、リッチェルのおかゆクッカー。
初期はおかゆが嫌いで全然食べてくれなかったのですが、ママ友に聞いて、鍋調理からこれを使った電子レンジ調理に替えたところ、急に食べてくれるようになりました。
どうもおかゆの粘つきが嫌だったようで、リッチェルのおかゆクッカーで作るさらっとしたおかゆの方が好みだったようです。
本当にママ友の情報はリアルで助かる!と思ったエピソード
時短したい方や、おかゆが苦手なお子さんに「おかゆクッカー」試してもらいたいです
炊飯器でお米と一緒におかゆが炊けちゃうタイプも!
おすすめ便利食材
先輩ママから、実際に使ってみて便利だった食材やベビーフードなどを紹介してもらいました。
とろみのもと
離乳食の食べにくさを解消してくれる「とろみ」が簡単に作れるベビーフード。
片栗粉のように、加熱する必要がなく、粉を振り入れてまぜるだけで簡単にとろみがつく優れものです。
でん粉とデキストリンという芋やとうもろこしなどのでん粉を酵素で分解し、低分子化した食品で作られているので、赤ちゃんにも安心して食べてもらえます。
レバーなどのベビーフード
調理が大変なレバーや魚のペーストなどは、ベビーフードに頼ってしまうママが多数いました。
わが家も魚のすり身で途方もない時間を要したので、ベビーフードに切り替えた時期も。
ベビーフードは、硬さの具合や食感など、離乳食作りの参考にもなるので、ぜひ手作り派のママにも一度試してみて欲しいです。
離乳食中期と後期(7ヶ月~11ヶ月)に最低限必要なもの
離乳食中期・後期に入り、食べることに興味津々のこの頃は、新しい食器などを取り入れて食卓の楽しい雰囲気づくりをすることも大切です。
少し食べるのに慣れた頃、離乳食に必要になってくるものを先輩ママたちに聞いてみました。
ストローマグ|月齢に合わせて飲み口を選ぼう
お水や麦茶を入れるストローマグは中期以降に用意してあげたい離乳食グッズ。
月齢に合わせて飲み口の形を選ぶことができ、7ヶ月以降はストロータイプがおすすめです(生後5ヶ月頃には乳首の形に似たスパウトタイプもあります)。
容量は200mlくらいを目安に選ぶのがおすすめ。
200mlあれば、少しの外出なら十分足ります
成長に合わせた飲み口が3種類付いたマグ(5ヶ月~)
割れにくい食器|仕切り少なめがおすすめ
手づかみ食べをしだす離乳食中期以降は、落としても割れない食器が必要ですよね。
かわいい食器がいっぱいあるので、好みのものを選んでOKですが、おすすめなのはあまり仕切りが多くないお皿。
3つなど仕切りがあるワンプレートは、必ずその分のおかずを作らなくてはいけないプレッシャーになってしまいます…
そのため、1品ずつ盛り付ける食器の方が、案外重宝しますし、ママも状況に応じて手抜きができるのでおすすめです。
この話、当時よくママ友の間でも話していましたね(笑)
写真映えする「ディモア」はサイズ感もちょうどいい
エジソン スプーン&フォーク|くぼみの深いタイプにチェンジ
離乳食後期には、口回りの筋肉や上唇の力を付けるために、少しくぼみの深いスプーンに替えるといいそうです。
「どんなスプーン使っている?」と聞くと、先輩ママたちが口をそろえていうのが「エジソンのスプーンとフォークセット」。
口に入れやすい角度になっていて、握りやすい形だから、食べさせることも、自分で食べることも上手にできます。
赤ちゃんが持ちやすい形に設計されたスプーン
1歳~用だけど、9ヶ月頃から使っていました
離乳食中期と後期(7ヶ月~11ヶ月)にあったら便利なもの
ここからは、離乳食中期と後期に、なくても大丈夫だけど、あったら便利という離乳食グッズを先輩ママたちに聞いてみました。
フードカッター
キッチンバサミで代用可能ではありますが、食卓でちょこちょこ使うには、フードカッターが便利。
お肉・野菜・うどんなど大概のものはこのフードカッターで切れるので、持っていると外食時にも便利に使えます。
3歳くらいまでは使うので、ムダにすることはないと思います。
軽くて携帯ケース付きのフードカッター
厚切りのお肉まで切れる、こちらもおすすめ!
お出かけ用食事エプロン
よそ行きのかわいいエプロンがあると、外食や誕生日などに気分もあがりますよね。
写真映えする人気のスタイは、マールマール(MARLMARL)とエロディ(Elodie)に、ママ友たちの人気が集中。
マールマールはチュールやリボンが女の子向けですが、エロディは男の子向き・女の子向けそれぞれオシャレなデザインがあるので、見ているだけでも楽しいです。
オシャレな食事エプロンは、わが家ももらったりプレゼントしたり何度もしています。
スープジャー
離乳食の持ち歩きに迷ったら、外出時にも温かい離乳食を食べさせてあげられる「スープジャー」がおすすめ。
もともと汁物を入れる用に作られているので、適温キープ、汁もれしにくい点でも便利に使えます。
わが家では、スープペンネやチャーハンなどをよく持ち歩いていましたよ。
スープジャーがあれば青空の下でのピクニックも楽しめますね!
逆に、離乳食にいらないものは?
先輩ママたちに聞いた、「離乳食にいらないもの」「買ったけど使わなかったもの」をまとめてみました。
離乳食調理セット
すり鉢・すりこ木・こし器、おろし板、ジュース絞り器などが揃った「離乳食調理セット」などは、出産祝いでも人気です。
ですが、離乳食にいらないものNo.1になってしまったのが、離乳食調理セットです。
実はわが家にもお下がりでいただいた新品のセットがあったのですが、前ママも使わなかったようにわが家でも活用できませんでした。
ブレンダーひとつで事が足りてしまい、出番なし…
特に、2人目、3人目の離乳食では、まったく使わなかったという意見がたくさんでした!
裏ごし器・すり鉢・おろし金・こし器
少しのかたまりもゆるされない離乳食初期には、裏ごし器などが必要とよく離乳食本などには書いてあります。
でも、あえて購入しなくても目の細かいザルや茶こしでも代用が可能という、ママの意見も多数。
冷凍保存用にたくさん作るならブレンダー、1食分なら裏ごし器などと使い分けているママもいました。
離乳食がおわってからも使えるものを選ぶ方がムダがないね!
100均の製氷皿
先輩ママのすすめで買った100均の製氷皿は、残念ながらあまり利用することなく終わってしまいました。
なぜなら、100均の製氷皿の多くはハードタイプなので、冷凍すると部分的に取り出すことが難しかったからです。
やはり、シリコンなどのソフトなフリージングトレイの方が、必要な分だけ取り出せて便利なので、離乳食にはおすすめです。
初めての離乳食作りで良くある質問
離乳食づくりで心配なこと、気になることを、離乳食未経験のママたちに聞いてみましたので、参考にしてみてください。
離乳食はいつからはじめる?
生後5ヶ月~6ヶ月の間にはじめる必要があります。
母乳の栄養素は、赤ちゃんが生後6ヶ月になる頃から大幅に激減してしまいます。
そのため、タンパク質やカルシウム、鉄などの必須栄養素を食事で摂る必要が出てくるため、生後5ヶ月~6ヶ月のうちに離乳食をスタートすることが望ましいと言われています。
初めての離乳食では何をあげる?
初めての離乳食では、まずクリーム状にしたおかゆからスタートします。
慣れることが目的なので、過度に栄養バランスを考えることはこの時点では必要ありません。
授乳のうち、1日1回を離乳食に置き換えて、1ヶ月後から徐々に回数を増やしていきます。
参考:たまひよ
離乳食の冷凍ストックは何日くらいできる?
通常1ヶ月くらいに食べきるとよいといわれる冷凍保存ですが、離乳食の場合は1~2週間を目安に食べきるとよいです。
きれいな容器や調理器具を使い、しっかり密封を心がけます。
【まとめ】初めての離乳食に、最低限必要なものは4つ
①赤ちゃん用スプーン|口に入る部分が平たいもの
②お食事エプロン |シリコン製がおすすめ
③電子レンジ対応の小鉢や小皿|100均でも十分
④離乳食本|食材の大きさや量を実物大でチェックできる
⑤ベビーチェア|正しい食事の姿勢を身に付けよう
⑥ブレンダー|時短調理グッズはいまの時代は必須
先輩ママたちに聞いた、離乳食をスタートするのに最低限必要なものは、①~④です。
その他のベビーチェアはじっくり吟味すべし、ブレンダーは裏ごし器でも代用できるが絶対必要になる、というのが、リアルな経験者ママの意見でした。
かわいい赤ちゃんのため、ぜひ!後悔なしの離乳食グッズを選んでくださいね!
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